局所性ジストニア改善のためのガイドライン21


7年間で400名以上の局所性ジストニア(ぬけぬけ病、書痙、ピアニスト、バイオリニスト、フルーティスト、ドラマー、ギタリスト、ハープ奏者、三味線奏者、二胡奏者、薩摩琵琶奏者、など多種多様なミュージシャンズジストニア、料理人、ゲーマー、キーボード、PC、電卓など)の身体を診てきて、データをとり続けてきました。
手術や投薬、ボトックス注射に頼らずに、私の考えのもとリトレーニングと神経筋再教育のための施術を実施することで、平均8ヶ月で改善していくというデータがでました。その8ヶ月の中で実施してきたことを、ガイドラインとして作成しました。ただし、このデータはあくまでも、局所性ジストニアを専門としている理学療法士の西山とのやりとりがある状態で、こまめにリトレーニングフォームの修正、回数や負荷量の再設定などを、専門的な知識のもと改善を目指していった場合のデータになります。一人で続ける場合は、平均よりも長い期間(8ヶ月以上)がかかることが予測されます。それを踏まえた上で、下記ガイドラインをお読みいただき、局所性ジストニア改善を目指していきましょう。

 

ステップ1:誰もが必要な、土台となる筋力をつける

手の局所性ジストニア

手の土台となるのは、対立筋、小指外転筋。

足の局所性ジストニア

足の土台となるのは、下腹部の筋肉(腹横筋、腹斜筋)、臀筋。

コレらをまず2ヶ月かけて作ります。この土台作りを疎かにしてしまうと、この先の動きの再学習で余計時間がかかってしまいます。

新たな土台のもと、基礎の動きを再学習する

 

応用的な複雑な動きを再学習する

 

実践的なテクニックを再学習する

 

土台作り⇨基礎固め⇨組み合わせ⇨技術